2011/01/23

FX売買システム開発・検証(単一通貨ペア)時代 - どうすればカーブフィッティングしなくなるの?


さて、前回はディレクショナリ・ムーブメント・システムを改良し、ユーロ円の9年間でなかなかの評価結果になり、別の通貨ペアの評価をしようと思ったところまで話しました。
今回は、他の通貨ペアで評価した時の結果と、今後の取り組みについて書いてみたい
と思います。

よっしゃ~!
ついに、他の通貨ペアでチャレンジや!

そういや、それぞれの通貨ペアの特徴ってなんかあるんかなぁ。
と思って購入した書籍が、「FXトレーディング」。3,990円
なるほど、流動性が高いのは、EUR/USD、GBP/USD、USD/JPY、USD/CHFかぁ。
プログラム対応してないから、USDの替わりに、JPYでためしてみよっと。

評価スタート!

まずは、GBPJPY

見る見る減る資金残高。

あっという間に破産。

。。。た、たまたまかな。。。
ほんじゃ、趣向を変えて、AUDJPYもやってみるか。

あっという間に破産。

。。。。た、たまたまかな。。。。
・・・・じゃぁクセのなさそうなUSDJPY。これは流石にいくやろ。

あっという間に破産。

・・・・
お!!!そういや、サイジングが10万通貨ペア単位やったな。
普通の1万通貨単位でやれば、持ち直すかもしれんな。

そして、GBPJPY→破産

そして、AUDJPY→破産

そして、USDJPY→破産


あかん!!

まったくあかんやん!!
ひどいにも程がある!!!

オレの3ヶ月返せ~!!!!
ついでに書籍代も返せ~!!!
こんな事繰り返してたらいつまでたっても終わらん!!

ゼイゼイ。。いやいや、気を取り直して
そもそも、システムトレードってもん、もうちょっと勉強した方がええんちゃうんか?

そして、購入した書籍が
売買システム入門  8,190円

そして、読書感想
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●6つの基本原則
 1.期待収益率はプラスでなければならない
   わかっとるわい!!
   どこのどいつがマイナスを期待してるねん!
 2.ルール数は少ない方がいい。10個程度以下が妥当
   うぉ!!思ったよりも少ない!!!
   シンプル・イズ・ベストとはこのレベルか!!
   前のシステムのルール数、数え方がわからんぐらい多いぞ!
   20ぐらいあるんちゃうか??
   しかもまだサイジングロジック入れてないんやで??
 3.パラメータの数値は堅牢なものでなければならない
   これは、前購入した「アルゴリズムトレーディング入門」でわかったよ。
 4.複数枚数取引が可能であること
   だからまだしてないって。それ以前の状況なんですけど。。。
 5.リスク管理、マネーマネージメント、ポートフォリオデザインが必要
   まだ、そのレベルにいってません。
 6.完全に機械化が必要
   はい。そのつもりです。最終的にはMetaTraderで実運用するつもりです。
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他にも、システム開発例、資金残高曲線分析、マネーマネジメントの概念等など。

あと、t-検定についてもこの本で初めて知った。
コレは便利そうや!!修正の結果が、有意な差異かどうかが客観的にわかるぞ!
つまり、追加したルールが堅牢である可能性が高いってことやないか??

ん?紹介されてるシステム例、思っている以上にシンプルやぞ!
でも、なぜその手法を思いつけたのかがわからん。。

そういや、カーブフィッティングを摘出する方法は勉強したが、
どういう風に戦略作っていったら、カーブフィッティングしにくくなるんや?
評価の後半で堅牢じゃないのわかったらショックやぞ。

そして、購入した書籍が
マーケットのテクニカル秘録6090円!!

相変わらず滑らかな右肩上がりの書籍購入累積代金

おう!この本や!
今のオレが求めてるのは!

この本、仕掛けと手仕舞いを別々に評価する手法が書いてある。
あくまでも、トレンドフォローが前提
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●仕掛けのテスト手法
 ベンチマークとして乱数でロングかショートを決めて売買する。
 決済はNバー後に無条件決済
 で、そのNバーを5~20の間を5刻みで検証して、勝率で判断
 これを複数通貨ペアで実行する。
 理屈としては、正しい判断ならば、乱数で決めた結果より勝率が
 高くなるはずということ。
 で且、Nが大きいほど勝率が高ければなお良し。 
 #5~20は筆者が検討して決めた値。なので、本来は自分で考えること。

 よっしゃ、仕掛けは複数通貨ペアで試して、乱数に勝てばええんやな!
 やったろやんかい!
 しかも、t-検定で有意な差異になればええんちゃうか?

●手仕舞いのテスト手法
 発注は、2本の移動平均線クロス。短期線は5固定、長期線は10~40
 で、10期間刻みの4回。
 ベンチマークはドテンで、損益で判断。
 筆者自信はこの手法に完全には満足していないらしいが、オレのよりどころ
 はこれしかあれへん。
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やったー!
これだと、一つのシステムで散々苦労して撃沈することないぞ!!(←甘いよ。。)
しかも、この本、いろんな売買手法まで紹介されてる。

よし!たくさんの通貨ペアのデータ取り込んでテストするぞ!

ほんで、ディレクショナリ・ムーブメント・システムにこだわるのヤメ!!
一目均衡表にこだわるのもヤメ!!
ボリンジャーバンド常用するのもヤメ!!
ストキャスよ、お前もや!!

そして、「FXシステムトレード初心者奮闘記」の売買システム開発・検証(単一通貨ペア)時代は終わり、複数通貨ペア評価時代へと進むのでした。
#ブログ書くと、過去読んだ本を読み返す事になるので、いい復習になるなぁ。



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