2011/02/18

FX売買システム多市場多期間検証時代 - 独自インジケータSmoothMADI新システム開発の改良1


さて前回は、独自インジケータ(SmoothMADI)による新システムの開発に着手したところまで話しました。今回は、その新システムを改良する様子を書いてみたいと思います。



と思ったら、

プログラム・ミス発見!!



そう、もう少しネタがあると思っていたら、実は意図しないトレードルールになっていた。。

元々、新システムで改良したかった事。
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●発注
  前バージョン:平滑化用独自短期MAが、独自長期MAの指している向きで上抜き
  新バージョン:平滑化用独自短期MAの向きが、独自長期MAの指している向きと一致
●自発的手仕舞い
  同じ(平滑化用独自短期MAが逆行したら手仕舞い)
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修正の意図としては、平滑化用独自短期MAが、独自長期MAが向いている方向と一致すれば、何もクロスするのを待たなくてもいいじゃないか、ということ。
そうすることで、早めにポジションを取れるし、発注価格によらずストップロスの価格が決まっているので、結果、サイジングロジック上ロット数も稼げるというつもりでした。

売買回数が減ってて不思議だなぁ~なんて思いながら多市場多期間検証」を実施
#それで、前回ブログ執筆時点で、持ちネタがまだ少しあるなぁなんて思ってました。。


ようやく本日、プログラム・ミスに気づいた。


そして慌てて、元々やりたかったルールで、11通貨ペア3年(2001年/2005年/2009年)検証を実施。

【検証結果(11通貨ペア3年)】
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※評価項目 :PF平均/期待値平均/「PF平均÷PF標準偏差」
●2001年
 前バージョン:0.86/- 17.23US$/1.74
 新バージョン:0.85/- 14.69US$/2.42
●2005年
 前バージョン:1.21/+ 13.00US$/3.44
 新バージョン:1.11/+  8.16US$/3.59
●2009年
 前バージョン:1.19/+  7.43US$/2.62
 新バージョン:1.13/+  7.15US$/4.40
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という微妙な結果。
やはり、PF平均と期待値平均が全般的に低下しているのが結構致命的かも。
唯一の救いは、「PF平均÷PF標準偏差」が全て向上している点。

ということで、この売買ルールの多市場多期間検証はしてません。







じゃぁ、一体何を「多市場多期間検証」したんだ?



って話ですが、コレです。

【売買ルール】
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・発注
  独自長期MAと、平滑化用独自短期MAで平滑化した独自短期MA(平滑期間と同じ期間)が、
  上昇すればロング
  独自長期MAと、平滑化用独自短期MAで平滑化した独自短期MA(平滑期間と同じ期間)が、
  下落すればショート
・注文方法
 逆指値で、前バーの高値/安値
・トレーリング
 (ロングポジションの場合。ショートポジションの場合は逆)
 以下の二つの価格のうち、よりタイトな方
 ・最初の独自長期MAとSmoothMABandの-2σの価格差を、独自長期MAから引いた価格
 ・SmoothMABandの-2σ
・自発的手仕舞い
 ドテン
 独自長期MAと平滑化用独自短期MAの距離が縮まれば手仕舞い。
・サイジング
 資金残高の2%÷初期リスク(最低0.1ロット)
・その他
 初期資金:5万$
 主な時間足:4H足
 独自短期MA(SmoothMADIの平滑化用)期間:12バー
 独自長期MA(SmoothMADI)     期間:36バー
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違いは発注の箇所だけ。
そう、発注と手仕舞いがチグハグな状態に。
いい様に解釈すると、少し慎重に発注して、危ないとなったらすぐに逃げてしまうシステム。

これが意外とまぁまぁな結果。

【検証結果(11通貨ペア3年)】
---------------------------
※評価項目 :PF平均/期待値平均/「PF平均÷PF標準偏差」
●2001年
 前バージョン:0.86/- 17.23US$/1.74
 新バージョン:0.91/- 14.64US$/2.22
●2005年
 前バージョン:1.21/+ 13.00US$/3.44
 新バージョン:1.18/+  7.78US$/1.99
●2009年
 前バージョン:1.19/+  7.43US$/2.62
 新バージョン:1・13/+ 10.21US$/2.79
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微妙な結果だけど、とりあえず多市場多期間検証実施

純利益が出たセグメント:1/ 4
純利益が出た通貨ペア :6/14
※赤字はマイナス収益

前バージョンの結果サマリ詳細)と比較するとかなりいい結果に。

そして、都合の良い通貨ペアでポートフォリオを組んだ場合。
選択基準は前回と同様、利益が出ていて、特に3セグメント目(2005年~2006年)
で成績がいい通貨ペア。(AUDJPY,GBPUSD,NZDUSD,USDCHF)

【ポートフォリオ対象のみの集計結果】

※赤字はマイナス収益


前バージョンと比較すると、この検証結果は悪化しているけど、いい点も。
まずは、なかなか改善しない3セグメント目(2005年~2006年)の成績が若干改善。
それよりもっといいことは、重複している通貨ペアが、3つ→2つに
少なくなったこと。(GBPUSD/USDCHFのみ重複)

そして、旧システムと新システムでポートフォリオを組むと。

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※1セグメント目/2セグメント目/3セグメント目/4セグメント目
旧システムのみ :14,944US$/20,160US$/-3,226US$/18,242US$
新システムと合算:14,959US$/16,820US$/ 5,380US$/26,522US$
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純益こそ減っているものの、前よりも滑らかな印象。






遂にネタ切れ。






でも、ブログ書いてて思いついたアイデアが。

このシステムで登場するMAは3種類
・平滑化用-独自短期MA
・平滑化済-独自短期MA
・平滑化済-独自長期MA
これらの方向が一致した時に発注して、「平滑化用-独自短期MA」が逆行したら
すぐに手仕舞い。

これで、トレンド再開後の再参入が可能に。
#単純移動平均3線交差システムと特性が似る気がするが。。

上手くいくといいなぁ。

そして、ネタ切れ状態で新PCを待ちながら、「FXシステムトレード初心者奮闘記」の多市場多期間検証時代は、新システムの改善を進めるのでした。
#都合により、1wk程、音信不通状態でブログ更新をお休みします。

ネタ切れが理由ではありません!!
ネタ切れが理由じゃないんだ!!
だから、ネタ切れが理由じゃないんだって!!

信じてくれ~~

オレを見捨てないでくれ~~


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