さて前回は、「移動平均3線交差システム」の手仕舞いを修正し、上手くいったところまで話しました(プログラム・ミスに気づいてませんが)。今回は「基準線の向きの変化システム」開発の様子を書きたいと思います。
前回の検証で、「手仕舞い手法の検証」での手仕舞い手法の組合せが、必ずしもベストとは限らない事に気づいたオレ。
今回は「損小利大」で有効そうな、トレーリング手法の選定を優先的に検証する様に
検証計画を見直す事に。
【検証計画】
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1.ドテンで評価
2.仕掛けに応じた手仕舞いの評価
3.ドテン+各種トレーリングの評価
4.スィーニーの分析から逆指値のマージンを求める
5.自発的手仕舞いを追加
6.スィーニーMAE/MFE分析による手仕舞いを追加
7.前提条件
主な時間足:4H足
対象通貨ペア数:11通貨ペア
サイジング:最小の1万通貨ペア(0.1ロット)固定
対象期間:2001年、2005年、2009年
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●ドテンの評価結果(2001年)
PF平均:0.86 、 期待値平均:-10.67(US$)
そして、以下のトレーリングを検証
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・3期間短期RSIによる過去5バー終値の高値/安値
・パラボリック・SAR(前回SARを、過去10バー/20バーの高値/安値)
・ボリンジャーバンドの+2σ、-2σ
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●ベストだったトレーリングの検証結果
方式:パラボリック・SAR(過去20バーの高値/安値を前回のSARとして計算)
PF平均:0.87 、 期待値平均:-8.66(US$)
いろいろトレーリング方式を試すが、
やはり、仕掛けによってベストなトレーリング方式は変わってしまう。
そして、自発的手仕舞いを追加
【売買ルール】
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・発注
一目均衡表の基準線の向きが変わったら、変わった方向に
現在のAsk/Bidから0.05%のマージンを付けて逆指値で発注
・トレーリング
パラボリック・SAR(過去20バーの高値/安値を前回のSARとして計算)
・自発的手仕舞い
スローストキャスティクスによる高値/安値圏入り後の3回ダイバージェンス
RSIによる失敗したスィングが発生
・その他
主な時間足:4H足
サイジング:0.1ロット(1万通貨単位)固定
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●検証結果(2001年)
PF平均:0.92 、 期待値平均:-4.91(US$)
うーん。。。やっぱりマイナス収支
そして、スィーニーのMAE/MFEによる手仕舞いルールを追加
【売買ルール】
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・発注
一目均衡表の基準線の向きが変わったら、変わった方向に
現在のAsk/Bidから0.05%のマージンを付けて逆指値で発注
・ストップロス
発注価格から2%離れた価格
・利益目標
発注価格の7%
・トレーリング
パラボリック・SAR(過去20バーの高値/安値を前回のSARとして計算)
約定42バー後でのブレイクイーブン
・自発的手仕舞い
スローストキャスティクスによる高値/安値圏入り後の3回ダイバージェンス
RSIによる失敗したスィングが発生
約定後60バー後で手仕舞い
約定42バー以降で、終値が回帰線(y=0.027x)を下回り。
・その他
主な時間足:4H足
サイジング:0.1ロット(1万通貨単位)固定
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●評価結果(2001年)
PF平均:1.17 、 期待値平均:2.63(US$)
収支がプラスや!
いいぞいいぞ!!
そして、次へ
●評価結果(2005年)
PF平均:1.16 、 期待値平均:0.79(US$)
やった!!!
2005年の評価でもプラス収支!!!!
そして、本工程最後の評価期間へ
●評価結果(2009年)
PF平均:0.86 、 期待値平均:-11.81(US$)
撃沈・・
ここまででもかなり時間かかってるのに、次はどうすればええんや??
色々試行錯誤するが、なかなかいい成績にならんぞ!!
そういや、前回スィーニーのMAE/MFE分析で効果あったなぁ。。。
よっしゃ、ドテンとスィーニーのMAE/MFE分析だけで勝負してみるか。
【売買ルール】
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・発注
一目均衡表の基準線の向きが変わったら、変わった方向に
現在のAsk/Bidから0.08%のマージンを付けて逆指値で発注
・ストップロス
発注価格から3%離れた価格
・利益目標
発注価格の9%
・トレーリング
MFEから3%離れた価格
約定48バー後でのブレイクイーブン
・自発的手仕舞い
ドテン
約定後52バー後で手仕舞い
約定48バー以降で、終値が回帰線(y=0.032x)を下回り。
・その他
主な時間足:4H足
サイジング:0.1ロット(1万通貨単位)固定
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●評価結果(2001年)
PF平均:1.10 、期待値平均:1.50(US$)
●評価結果(2005年)
PF平均:1.27 、 期待値平均:4.04 (US$)
そして因縁の2009年
●評価結果(2009年)
PF平均:0.87 、期待値平均:-15.20(US$)
あかん。。。
何をやっても3年共収支がプラスにならん。
しかも、さっきよりあかんやん。
1個のブログ記事にまとめてしまったが、このシステムの開発に1ヶ月かかったんやぞ!!
そして、この仕掛け手法は捨てる事に。
仕掛けの手法で生き残った中で、一番成績悪かったやつやし!
うんうん。あきらめも肝心や!!!
そして、「FXシステムトレード初心者奮闘記」の複数通貨ペア評価時代は、次のシステム開発に進むのでした。 プログラム・ミスがまだ残っている事に気づかないまま・・・
※プログラム・ミスは、回帰線による手仕舞いの箇所
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