さて前回は、独自インジケータ(SmoothMADI)による新システムと旧システムでポートフォリオを組んだ時のシミュレーションした様子を書きました。また、新PCに乗り換え、同じルールで検証したにも関わらず、旧PCとは異なる検証結果になってしまった話も書きました。
今回は、検証結果が変わってしまった原因と、次の工程である「多市場多期間最適化」に入る事を決意するところまで話たいと思います。
さて、なぜに新PCだと検証結果が変わってしまったのか。
自白します。
実は、最初にデータをインポートする時の時差の補正で、当時のマニュアルに載っていなかったので、いろんなサイトを調べて、結果的に通貨毎にバラバラの時差補正にしていたからです。
#データインポート時のブログ記事は正しい内容で書いてますけど、実際はバラバラな時差補正でインポートしていました。。
ストラテジ開発当初、1H足をメインにしていたので、多少間違えていても、さほど影響が無いだろうと思っていました。しかし、途中から主軸を4H足に変更。この時も、大差無いだろうと軽く考えてました。。。
おそるおそる、2つの独自インジケータ(SmoothMADI)システムの
11通貨ペア3年(2001年/2005年/2009年)評価を実施。
【旧システム結果】
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評価項目:平均PF/平均期待値/「平均PF÷PF標準偏差」
●2001年
旧PC :0.75/-60.96US$/1.92
新PC :0.73/-62.94US$/2.29
●2005年
旧PC :1.13/+18.26US$/1.94
新PC :1.04/+ 3.14US$/2.79
●2009年
旧PC :0.89/-31.46US$/2.08
新PC :0.84/-43.47US$/2.04
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【新システム結果】
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評価項目:平均PF/平均期待値/「平均PF÷PF標準偏差」
●2001年
旧PC :0.87/-27.48US$/2.08
新PC :0.81/-29.91US$/2.80
●2005年
旧PC :1.17/+20.92US$/3.75
新PC :1.19/+24.61US$/2.48
●2009年
旧PC :1.26/+27.37US$/3.94
新PC :1.07/+ 5.00US$/3.84
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結構かわっとるやんけ。。。
で、新PCで検証速度も速くなった事だし、検証結果のベースラインを作る意味でも、
多市場多期間検証実施。
やった!!!
いままで1セグメントで最大5.5Hかかっていた多市場多期間検証、
1セグメントが30分ぐらいで終わった!!!
嫁よ、ありがとう!!
いやいや、重要なのは検証結果や。
●旧PC
純利益が出たセグメント:2/ 4
純利益が出た通貨ペア :7/14
●新PC
純利益が出たセグメント :2/ 4
純利益が出た通貨ペア :7/14
●旧PC
純利益が出たセグメント :1/ 4
純利益が出た通貨ペア :6/14
●新PC
純利益が出たセグメント :1/ 4
純利益が出た通貨ペア :6/14
検証対象データの正確さは大切、ってことを身に染みてわかったよ。。
しかも、旧システムにいたっては、ベストな通貨ペアの組み合わせまで
変わってしまった。
前回:EURUSD / GBPUSD / USDCHF / USDJPY
今回:GBPUSD / USDCAD / USDCHF / USDJPY
そして、両システムを日ごとに集計して、資金残高曲線を評価。
(前回の結果はコレ)
【2システム複数通貨ペア検証シミュレーション結果】
旧システム:GBPUSD / USDCAD / USDCHF / USDJPY
新システム:AUDUSD / GBPUSD / USDCHF / USDJPY
そして思いつきで、トータルリスクが4通貨ペア×2%になる様に
2システムで一番都合が良い様にポートフォリオを組んでみた結果。
【2システム複数通貨ペア検証シミュレーション結果】
旧システム:USDJPY
新システム:AUDUSD / GBPUSD / USDCHF
半分のリスクでも、ほとんど年率調整済みリターン変わらんやん。
そして、主軸は新システム側。
次の工程「多市場多期間最適化」を実施するシステム、まずは新システムの方にしよう!!
検証速度も速くなったことやし、物は試しや!!
#この判断が正しかったのかどうなのか。。。
そして、ワクワクしながら、「FXシステムトレード初心者奮闘記」は、「多市場多期間最適化」に進むのでした。
オチなんかねーよ。
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