さて前回は、 「旧SmoothMADIシステム 」で最適化期間/ウォークフォワード期間の比較検証を行った様子を書きました。今回は、比較検討の結果に基づいた期間を使用して、パフォーマンスの評価を行っている様子を書いてみたいと思います。
#サイジングを元に戻してスキャン中なので。。
「ウォークフォワード分析 」の結果こそがこのシステムの実力。
ということで、物は試しに、パフォーマンス評価をしてみることに。
#そもそも、ウォークフォワード効率のガイドラインである、50%~60%に全然至っていないから、
いいシステムではないハズなんですけど。。
さぁて、どういう考え方で最適化期間/WF期間を選択していこうかなぁ。。
そういや、通貨単位別のWFE(ウォークフォワード効率)を求めた表を作ったなぁ。。
まずは、通貨ペア共通の期間設定で評価してみよう!!
で、どうやって期間を選んだかと言うと、WFEのシャープレシオ(WFE平均÷WFE標準偏差)が一番いい値の期間。とすると、最適化期間が8か月で、ウォークフォワード期間が3か月。
該当期間設定の中で、WFE上位3通貨ペアでポートフォリオを組んでの評価。
【パフォーマンス評価】
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対象通貨ペア:AUDUSD / GBPJPY / USDJPY
最適化期間:8か月、ウォークフォワード期間:3か月
最適化目的関数:悲観的年率(-最大利益)
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で、上記データについて考察してみると。
【考察】
●収益性
年率調整済みリターン(*)は、0.13%
定期預金より低いぞ
*ドローダウンを2倍とした場合の年率
●安定性(資金残高曲線の滑らかさ)
1.シャープレシオ
今回の結果は、0.074
「トレーディングシステム徹底比較」によるガイドラインでは、良いシステムで0.50以上。
桁数すら違っています。。。
でも、同著掲載システムと比較すると、16/40位に相当。
半分より上って事で自分を慰めておこう。。
2.Kレシオ
今回の結果は、0.0064
前著によるガイドラインで、良いシステムで2.0以上。
でも、同著掲載システムと比較すると、15/40位に相当。
半分より上って事で自分を慰めよう。。
●将来システムが収益を上げる可能性
さて、次はシステムの実力を知る方法として、「使える売買システム判別法」にのっていた、
95%信頼区間の下限値がプラスである事が目安。これは、母集団の平均がプラスで、将来収益も
プラスになるだろうということらしい。逆にマイナスだと、良くてトントンって感じ。
本書では、pips数で計算していたけど、サイジングロジック含めての評価なので、
今回は純粋に損益で計算。
で、できたグラフがコレ
【信頼区間】
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縦軸(薄い青):1トレードあたりの損益(US$)
縦軸(赤い太い線):下限線
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下限値の最大値が-4
つまり、将来収益もマイナス予測。。。
●リスクについて
まず、リスクについて見てみると、最大ドローダウンが24,743US$
つまり、初期投資金額(5万US$)の、約50%。。。。
許容できひんなぁ。。。
●破産確率
バルサラの破産確率表をもとに、勝率とペイオフレシオから破産確率求めてみる。
今回の結果は、勝率36%、ペイオフレシオが約1.89
破産確率表は勝率が10%刻み、ペイオフレシオが0.2刻み。
なので、今回厳しめに丸めて、勝率30%、ペイオフレシオ1.8で確認。
破産確率81.1%
そして、「FXシステムトレード初心者奮闘記」のウォークフォワード分析は、本来のサイジングに戻したスキャンを裏でしながら、既存データによる分析を続けるのでした。
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