2011/02/10

FX売買システム多市場多期間検証時代 - 独自インジケータシステムのサイジング(SmoothMADI)


さて前回、独自インジケータ(SmoothMADI)のストップロスルールを決めたところまで話しました。今回はサイジングルールを作る様子を書いてみたいと思います。

最初にストップロス価格計算ルールを決めたのは、サイジングルールを決める為。
サイジングルールを先に決める理由は、各通貨ペアを平等に評価する為。

なのでさっそくサイジングルールを評価。

【前提条件】
初期投資金額:5万$
最大リスク比率:資金残高の2%

【サイジング案】
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案1.資金残高固定比率方式
   資金残高あたりの1トレード当りの最大リスクの比率を、
   発注価格とストップロス価格の差で割ってロット数を計算。
   これは以前の記事に書いたとおり。
案2.資金残高固定比率方式(ADXR加味)
   これは「案1.」の計算結果を超えない範囲で、18期間ADXR÷20した値
   以前捨てた「一目均衡:三役好転」システムでは一番よかった方式
案3.資金残高固定比率方式(CSI加味)
   コレはお初。
   データマイニングの記事で、セグメント(検証対象期間)単位の成績と、
   CSIに相関関係があるっぽい事を思い出した。
   一番成績が悪かった3セグメント目(2005年~2006年)
   そして、その時のCSIの分布図と分布表。
 
  
 
 分布的には、CSI発生回数のピークは6。
   なので、CSI5以下のものはサイジングが小さくなる様に。
   つまり、「案1.」の計算結果を超えない範囲で、18期間CSI÷5した値。
   ちなみにCSIの計算式は以下(※オリジナルとは若干異なります)
   CSI=18期間ADXR ×(4H足18期間ATR÷前バー終値)
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そして、11通貨ペア3年(2001年/2005年/2009年)評価。
そして早速、多市場多期間検証開始!

あ。。。。今頃、
Excel集計計算式で、「Kシャープ」と「リスク/リワード・レシオ」の計算式間違ってたのに気付いた。。
そして、修正。。。。

集計用Excelシート作る時も「機能検証」が大切です

多市場多期間検証結果】(2001年~2008年で、1セグメント2年)
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どの案も、利益セグメント数は同じ結果
案1.資金残高固定比率方式
   利益が出た通貨ペア数:5/14
 
案2.資金残高固定比率方式(ADXR加味)
   利益が出た通貨ペア数:4/14
案3.資金残高固定比率方式(CSI加味)
   利益が出た通貨ペア数:5/14
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全通貨ペアだと、今回は素直な「案1.」が一番いい結果。
ちなみにポートフォリオとして、EURUSD,GBPUSD,USDCHF,USDJPYを選んだ時は、
「案2.」の方がいい結果。。。。

現実解としては、このシステムを適用する場合、上記4通貨ペアで組む事を
想定すると、「案2.」がいい。

しかしここは「シンプル・イズ・ベスト」ということと、他の通貨ペアでダメって
事は堅牢性に欠ける可能性があるということで、一旦は「案1.」を採用することに。

少なくとも、この段階で各通貨ペアを対等に評価可能になった!
サイジングルールの見直しは別途考えよ。

そして、最近多くなったオチ無し状態で、「FXシステムトレード初心者奮闘記」の多市場多期間検証時代は、独自インジケータ(SmoothMADI)システムの開発は進むのでした。
※ブログ書いてて思ったが、「案3.」の「CSI=5」を「CSI=4」で評価してもよかったかも。


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