2011/03/07

FX売買システム多市場多期間最適化時代 - 「新SmoothMADIシステム」検証完了!と思ったら。


さて前回は、新SmoothMADIシステム」の多市場多期間最適化」検証の途中経過と、ストラテジサンプルダウンロードのお知らせについて話しました。今回は、無事「新SmoothMADIシステム」で、多市場多期間最適化」が完了したと思ったです。

結局、「平均利益」の正しい計算方法がわからないまま、いろんな平均順序で計算し、無事検証完了。そして、検証結果の集計結果。

多市場多期間最適化 検証結果】


利益テスト数率に関しては、まぁまぁOKな感じ!
でも計算方法不明な、「平均利益」はどう計算してもNG。

パルド師匠!*「アルゴリズムトレーディング入門」の著者
お願いしますだ。。。
正しいこと教えてくれないまし。。
おらには、この書籍が頼りなんだす。。


よっ!大将!




と、持ち上げてみてもしゃあないか。


で、「アルゴリズムトレーディング入門」を最後まで読み返すと、
「堅牢なシステムは、利益テスト数率が40%以上」との記載が。。

あれ?ぎりぎりとはいえ、目安20%って書いてなかったっけ??

ということで、上記結果の「33%」というのは微妙な結果。
まぁ、ある程度いい感じと思っておこう。
全部の通貨ペアをポートフォリオに組み込む訳でもないし。
なので、このシステムが適合する通貨ペアを抜粋してみた。

●平均テスト数率40%以上
 AUDUSD / EURUSD / GBPJPY / GBPUSD / USDCHF / USDJPY
●平均テスト数率40%以上且つ、平均利益がプラス
 EURUSD / GBPUSD / USDCHF / USDJPY

結局、平均利益がプラスになろうと思ったら、平均テスト数率40%以上必要ってことかな?

そして、「アルゴリズムトレーディング入門」を読み返した時、多市場多期間最適化」工程クリア条件をもう一つ発見。。。

【クリアすべき条件(追加分)】
----------------------------
1.最適化後の平均リターンがプラスで、月並みなレベルじゃないこと
  やっぱり、具体的な数値の記載なし。
  そういや、「マーケットの魔術師 システムトレーダー編」に、年率10%あれば
  立派なもの。年率40%は相当すごいってあったなぁ。で、年率10%~30%
  ぐらいがプロのレベルらしい。
2.通貨ペア全体や過半数のセグメントにわたる「リスク調整済みの平均利益」が
  プラスで、リスクも許容範囲内にあること
  「リスク調整済みの平均利益」って計算式載ってないんですけど。。
  でも、「リスク調整済みの平均利益」を標準化したのが「年率調整済みリターン」
  って事だから、「年率調整済みリターン」がプラスならいいのね。
  *「年率調整済みリターン」の計算式
   年率調整済みリターン=年率利益÷{当初資金+(最大ドローダウン×2)}
----------------------------

えーっと、最適化でベストのパラメータセットで、計算/評価していいいのでしょうか??
思いっきりカーブフィッティングした状態での検証結果なんですけど。。。
アルゴリズムトレーディング入門」を読み返してみると。

   :
   :

さすが!

パルド師匠!!

そういう事だったのですね!
さっすが~ (もう一回持ち上げてみた)

つまり、次工程である「ウォークフォワード分析」では、ある期間で最適化をおこない、そのベストパラメータで、次の期間を検証する。
で、何がわかるかと言うと、最適化を行った期間のパフォーマンスと、次の期間のパフォーマンスの割合を求めて、見込めるパフォーマンスのレベルが求まるって事なのね。
#この割合を、「ウォークフォワード効率(WFE)」というらしい。
 ガイドラインは、50%~60%らしい。

そして戦わせようとしていた、パルド師匠が薦める「定期的な最適化」と「市場毎に一貫したパラメータセット」について。

暫定的に手持ちデータで比較。

【最適化手法の比較結果】

 *「セグメント毎周辺平均」はセグメント毎のベストパラメータを適用した場合
  それ以外は、通貨ペア毎に1種類のパラメータにした場合。

ウォークフォワード効率にもよるが、「市場毎に一貫したパラメータセット」は、勝ち目なそうさやな。。。。。

そもそも、「ウォークフォワード分析」工程のクリア条件は、「ウォークフォワード効率」が50%~60%。低くい値をとっても、50%。

ということは、最適化後の単純な年率が、39.71%だから、その50%の年率は、19.86%。「周囲平均」だけが唯一、勝つ可能性があるって事か。

そして、パルド師匠の言う通り、市場は常に変わっていくと考えるのが自然。早かれ遅かれ再最適化が必要ってのも頷ける。

話を元に戻して、追加分のクリアすべき条件を見てみると。

【クリアすべき条件(追加分)の検証結果】
1.最適化後の平均リターンがプラスで、月並みなレベルじゃないこと
  → 結構すごいんですけど。。まぁ、リスクパラメータが高いからかな。
2.通貨ペア全体や過半数のセグメントにわたる「リスク調整済みの平均利益」が
  プラスで、リスクも許容範囲内にあること

  。。。。。


  トレード単位のデータ採取してないんですけど。。
  もしかして、また測定ですか??

  しかも、通貨ペアと期間毎にパラメータを変えなきゃいけないんですけど。。
  つーことは、パラメータファイルを用意して読み込ませるロジック書かなきゃ。。

そして、思わぬ追加プログラミングの発生に打ちひしがれながら、「FXシステムトレード初心者奮闘記」の「新SmoothMADIシステム」の多市場多期間最適化」は最終段階に向かっていくのでした。


0 件のコメント:

コメントを投稿