2012/01/08

初本番に向けて - トレーディング・プラン見直しと本番開始!!



さて前回は、MT4用EAの全てのテストを完了し、共通部品のバグ修正版を正式リリースしたところまででした。今回は、EA運用に当たって一度作成したトレーディング・プランその後の検討内容を反映した内容について書いてみたいと思います。

さて、そもそも前回のトレーディング・プランの内容は以下の記事。

そしてその後、以下の記事をきっかけに、プランの見直しを始めた。

【プラン見直しの背景整理】
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内容は、今までの「最適化の目的関数/期間、WF期間を決める手順」に今一歩納得してなかったのを、Phaiさんが考案した「再現性指数」をヒントに手順を再検討した内容。

そしてその後、以下のブログ記事内で検討し、プラン修正に必要なネタが揃った。

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そして、修正が必要な箇所を整理すると以下。

【プラン要修正箇所】
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1.トレード対象通貨ペア
2.【売買ルール(旧SmoothMADI)】の「5.サイジング」
3.【運用計画】/「1.定期的な最適化」
4.【運用計画】/「2.監視項目」/「●システム停止検討基準」
5.上記運用方法見直しに伴って変化した各種推定値やシステム停止基準の各種値と、
  テスト結果
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【トレード対象通貨ペア】
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過去8年の「多市場多期間最適化」の結果を元に2年毎に、平均利益上位6通貨ペアを選ぶ。
上位6通貨ペアの過去8年間での利益テスト数率が40%を下回るか、平均利益がマイナスになれば、システムを停止。検証の結果、2012年末までは以下の通貨ペア。
AUDUSD、EURUSD、GBPJPY、GBPUSD、USDCHF、USDJPY
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【売買ルール(旧SmoothMADI)
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1.発注
  独自インジケータのSmoothMADIを利用。
  独自長期MAが上向きで、短期独自MAが長期独自MAを上回っている状態になればロング
  独自長期MAが下向きで、短期独自MAが長期独自MAを下回っている状態になればショート
2.注文方法
  逆指値で、前バーの高値/安値
3.トレーリング
  (ロングポジションの場合。ショートポジションの場合は逆)
  以下の二つの価格のうち、よりタイトな方
  ・最初の独自長期MAとSmoothMABandの-2σの価格差を、独自長期MAから引いた価格
  ・SmoothMABandの-2σ
4.自発的手仕舞い
  ドテン
5.サイジング
  資金残高の0.66%÷初期リスク(最低0.01ロット)
  最大ロット数:証拠金残のうち、ストップアウトレベルに10%のマージンをとった後の
         証拠金の30%
6.その他
  使用時間足:4H足
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【推定年率/最大ドローダウン】
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推定年率         :0.99%~4.08%(実測値ピーク:16%)
推定最大ドローダウン :6.3%~19.1%
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【開始計画】
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【運用計画】
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1.定期的な最適化
  最適化対象:短期独自MA(8~17、ステップ:1)
        長期独自MA(24~51、ステップ:3)
  最適化目的関数:超悲観的PF

  2年毎に直近6年分のデータを元に、最適化間隔と最適化期間を決める。
  ●求め方
   最適化スキャン結果から以下の手順で求める
   1.最適化期間の目的関数の結果とWF期間純益の「偏差値」を求める
   2.R2乗に符号をつける
   3.符号付R2乗値のシャープレシオを求める
   4.「符号付R2乗値シャープレシオ」のスキャン結果から堅牢ものを選ぶ
     正数率が高い目的関数を上位2~3つ選び、その中で正数の平均と全体平均が高い
     期間を選ぶ。
   5.最適期間は24ヶ月~36ヶ月を6ヶ月単位、WF期間は4ヶ月~12ヶ月を
     4ヶ月単位から決める。
  ●2012年末までの最適化期間(2011年1月基点)
   AUDUSD → 最適化間隔:12ヶ月、最適化期間:30ヶ月
   EURUSD → 最適化間隔:12ヶ月、最適化期間:36ヶ月
   GBPJPY → 最適化間隔: 8ヶ月、最適化期間:24ヶ月
   GBPUSD → 最適化間隔:12ヶ月、最適化期間:36ヶ月
   USDCHF → 最適化間隔:12ヶ月、最適化期間:24ヶ月
   USDJPY → 最適化間隔:12ヶ月、最適化期間:30ヶ月
2.監視項目
  ●システム停止基準
   ・13連敗
   ・最大ドローダウン:「20%」超過
   ・月間損益:「-4.5%」を下回った場合
   ・年間損益:「-9%」を下回った場合
   ・年間最大ドローダウンが:「11%」を超過した場合
   ・年間勝率が:「33%」を下回った場合
   ・3年間連敗した場合
  ●システム停止検討基準
   ・過去50トレードのProfitFactorが0.15を下回った場合
   ・「95%信頼区間」下限値が上昇傾向である事
  ●システム異常監視
   ・証拠金不足、原因不明なエラー、バグ検出、MT4ダウン、サーバ異常、リ
    トライアウト時に、ログ出力及びメール送信にて通知。
   ・NW異常はmyfxbookもしくはUltraVNC停止及び、LiveMessengerで
    MT4用アカウントオフライン状態にて検出(携帯からできる)。
    バグ検出時は新規発注停止。
  ●災害発生時
   ライフラインに大きな影響を及ぼす様な災害の場合は、手動で全て手仕舞いし、
   起動中MT4を停止させる。
3.その他運用計画
  ・パラメータ変更時 ・・・ 新規注文から適用対象
   新規発注時にログから新パラメータが適用されているか確認する。※新規追加
  ・EA入れ替え時(バグ対応等)
   日中帯の家にいる時間帯に実施。10分程度監視し、誤発注が発生していないか
   確認する。 ※新規追加
  ・マーケットが閉じている時はPC定期メンテナンス(WindowsUpdate等)
   具体的には、土曜日午後に実施しPCを停止。日曜日晩にPC起動。
   ※新規追加
  ・インタネット長時間障害/通信機器故障が発生した場合は、UQ-WiMAXでの通信に
   切り替える。
  ・PCが故障した場合は、予備用PCで運用を再開する。
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【停止計画】
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上記各種監視の結果、システム停止と判断された場合、システム停止時は、通常ルールにて手仕舞うまで待つ。(但し新規発注はしない)
ポジションが全て無くなった際、MT4の停止を行う。
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【テスト結果(ウォークフォワード期間)】
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●概略
 

●年単位結果

●月単位詳細
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記事にしていない点で簡略化や見直しもあるけど、上記の通りに決定~
デモ口座で運用してると、以前のプランだと監視項目が多すぎて実運用に耐えれなさそうなのが解った。

実はペンディングで残っていた、「信託保全」についてFX業者に詳細確認済み。
FX口座も開設し、10%の資金を振り込みも完了している。
myfxbookにライブ口座用の設定も完了している。
スマホも購入してスマホ経由での障害対応/運用試験も完了している。
UQ-WiMAXの加入と設定、ISP障害時の自動NW切替も設定してテスト済み。
#テスト期間中、本当にISP緊急メンテでNW自動切換えが発生した!(^^)!
不要なデモ環境は停止させた。
計画通りに最適化を行い、本番用MT4に新パラメータ設定完了。




そして、MT4を起動!!




2012/1/5 19:16

本番開始!!!!!




ついにシストレ開始したんや~

嬉しい!!
オチ無いけど、今回も許して~


そして、無事シストレ本番開始して「FXシステムトレード初心者奮闘記」は、総合テスト中のハプニングや、環境構築、MT4について新たにわかった事等に続くのでした。
#実は予備機の最適化パラメータ設定忘れてて、1/7に慌てて設定。2日間程度片肺運転でした^_^;
#今まで
Twitterやブログコメントくださった方々のアドバイスや応援で無事ここまでたどり着く事ができ、感謝しております。

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